AboutADPISA-Hとは
「DX時代を牽引する人材。それは、情報システムアーキテクト。」
現代、情報システムとは「従来の仕事をIT技術に置き換えるもの」ではなくなってきています。今求められている情報システムは、変わりゆくビジネスに新たな価値を創造するための人間を中心にしたシステムです。この新たな情報システムを企画・開発・運営できる人材が「情報システムアーキテクト(ISアーキテクト)」です。青山学院大学が提供する「青山・情報システムアーキテクト育成プログラム(ADPISA)」の上級コースADPISA-Hは、未来の情報システムを作り出すISアーキテクトを育成するための社会人向けの履修証明プログラムです。
※Aoyama Development Program for Information Systems Architect・・・ADPISA
ADPISAリーダー
青山学院大学 社会情報学部 学部長・教授 宮川裕之
ITアーキテクトではない「ISアーキテクト」。
現代の企業活動では、その本業の分野にかかわらず、情報の活用が必須の要件です。しかも、単に情報システムを導入するだけではなく、新たなビジネスと情報化を一体として創造していく総合力が求められます。世の中でDXと呼ばれている動きは、まさに、このような考え方のもとで進められるべきものです。そのためには、まず、「言われたものを作る」という発想から一歩踏み出して、「何を作ればよいかを一緒に考える」という姿勢を志向しなければなりません。そして、時代は、それを推し進める専門人材であるISアーキテクトを求めています。ADPISA-Hは、上記のような社会的要請にこたえるべく、ISアーキテクトの人材育成に焦点をあてた社会人教育向けの教育プログラムで、ISアーキテクトとして求められる専門性、幅広い課題への応用力、IS専門家としてマインド・セットを身につけることを目標として体系化され、その専門領域での第一人者が講義を担当するものです。
ADPISAリーダー
青山学院大学 社会情報学部 学部長・教授 宮川裕之
ADPISA-H 3つのポイント
Point1ISアーキテクトになる
ITアーキテクトがコンピュータを中心とした狭義の情報システムを構築するのに対し、ISアーキテクトはそれを使用する組織・人も含めた広義の情報システムを企画・構築できる人材です。ADPISA-Hの体系的な教育メニューと、産学で経験豊富な講師陣による実践的な講義により、2020年代の情報システムの創出を担うISアーキテクトの基礎を身につけることができます。
Point2社会人が受講しやすいコンパクトな教育プログラム
コンパクトな教育プログラムにより、土曜日に最少9回受講することで青山学院大学が発行する履修証明を取得できます。講義形式は、対面およびリモート講義を組み合わせます。対面講義は、都内からの通学に便利な青山学院大学青山キャンパスで実施予定です。また、通学できない地方からの参加を可能にするため、オンラインのみでの受講できる枠を設ける予定です。
Point3文科省・厚労省認定の履修証明プログラム
ADPISA-Hは、青山学院大学の履修証明プログラムです。履修証明とは、社会人に対する多様なニーズに応じ、
大学が体系的な教育、学習機会を提供する教育プログラムです。ADPISA-Hの修了者は、学校教育法に基づく
履修証明書が交付されます。また、ADPISA-Hの受講修了は、公的な履歴書への記載が可能です。
ADPISA-Hは文部科学省から「職業実践力育成プログラム(BP)」およびその短時間プログラム(SBP)
にそれぞれ認定されています。120時間以上の科目終了でBPの履修証明を取得、また、60時間以上の科目
修了でSBPの履修証明を取得することができキャリアアップが図れます。
さらに、ハローワークに申請することにより厚生労働省から職業訓練給付金を受けることも可能です。
講師紹介
様々な専門領域で活躍する第一人者の講義を受講できます。
Profile
青山学院大学社会情報学部
学部長・教授
宮川 裕之
青山学院大学理工学部、同研究科修了。文教大学情報学部を経て2008年より青山学院大学社会情報学部教授、2013年より情報メディアセンター所長、2018年より同学部長。情報処理学会情報システム教育委員会委員、情報システム学会特別顧問。
Profile
青山学院大学社会情報学研究科プロジェクト教授
(株)プライド 執行役員
三輪 一郎
東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部卒業後、株式会社プライドに入社。システム開発方法論の普及に努め、大手企業向けのシステム構想〜企画段階(超上流工程)、並びに要件定義〜基本設計(上流工程)のコンサルティングに注力している。2005年、内閣府CIO補佐官。現在は、エネルギー系企業、官公庁、金融業、製造業などを広範に支援している。
Profile
東京都立産業技術大学院大学特任教授・名誉教授
戸沢 義夫
1979年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程単位取得満期退学、理学修士。1979年より日本アイ・ビー・エム勤務。コンサルティンググループ情報戦略プラクティスなどを経て、2006年より産業技術大学院大学教授、2017年より同大学名誉教授。2019年より特任教授。
Profile
千葉工業大学教授
角田 仁
1989年東北大学大学院工学研究科を卒業後、東京海上火災保険に入社、約30年IT部門にてIT戦略、グローバルIT戦略、システム運用、セキュリティ責任者等を務める。2019年より名古屋経済大学教授。2009年早稲田大学大学院商学研究科専門職学位課程(MBA)修了。2018年筑波大学大学院ビジネス科学研究科博士後期課程修了。博士(システムズ・マネジメント)。
Profile
青山学院大学教授
寺尾 敦
東京工業大学大学院総合理工学研究科システム科学専攻博士課程修了。博士(学術)。2008年度より青山学院大学社会情報学部に勤務。主に、心理学および統計学の関連科目を担当。認知科学、心理学、脳科学などからの学際的アプローチにより、数学教育に貢献できる研究を行っている。
Profile
青山学院大学准教授
松澤 芳昭
2007年慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。2017年より青山学院大学社会情報学部准教授。情報システム学を応用したユーザ中心のシステム設計と開発、情報教育、学習科学の研究に従事。
Profile
青山学院大学社会情報学部
学部特任教授
居駒 幹夫
1980年北海道大学工学部卒業後、日立製作所に勤務。ソフトウェア事業部などで大規模ソフトウェア製品の品質保証、ソフトウェア生産技術、グローバルソフトウェア開発環境構築などを担当。2018年青山学院大学で任用。博士(情報学)。情報処理学会情報システムと社会環境研究会幹事、情報システム教育委員会委員。
Profile
青山学院大学社会情報学研究科プロジェクト教授
初田 賢司
1980年広島大学政経学部卒業後、日立製作所に勤務。製造業のSE等を経て、PMO活動に従事。2016年ICT事業統括本部プリンシパル。2021年より社会情報学部附置社会情報学研究センター特別研究員。プロジェクトマネジメント学会副会長、日本ファンクションポイントユーザ会会長などを歴任。著書に「本当に使える見積もり技術」(日経BP)他。
Profile
青山学院大学社会情報学研究科プロジェクト教授
山口理栄
1984年筑波大学情報学類卒、日立製作所に入社しソフトウェア設計開発・製品企画等に24年間従事。1992年南カリフォルニア大学修士課程修了(Computer Science)。2度の育休を経て部長職まで勤めた経験から、仕事と育児の両立を支援する育休後コンサルタント®として2010年起業。法人向け育児中社員および管理職研修を年間100回以上実施。
Profile
株式会社エンパブリック
代表取締役
広石拓司
東京大学大学院薬学系修士課程修了。シンクタンク、NPO法人エティックを経て、2008年株式会社エンパブリックを創業。「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」を目指し、地域・組織の人たちが知恵と力を持ち寄る場づくり、社会課題解決型の事業開発や起業に役立つツール、プログラムを提供している。近著に『SDGs人材からソーシャル・プロジェクトの担い手へ』(共著、みくに出版)。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科、慶應義塾大学総合政策学部の非常勤講師も務める。
科目案内
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科目名
ISアーキテクトのためのビジネスモデリング
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内容
ADPISA-Hのコース全体を通して貫かれている情報システム学のマインドセットを理解するとともに身につける。さらに、業務プロセスやデータの構造をモデル化するスキルを学び、自らが意図したビジネスの全体像を描き、どこが改善ポイントかを把握し改善できるようになる。
講師宮川 裕之 三輪 一郎
時間30.0
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科目名
チェンジを推進するビジネスアナリシス
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内容
新たなビジネス価値を目指して仕事のしかたを変えていくスキルを身につける。企業のビジネスニーズを明確化し、ステークホルダーが得られる価値をはっきりさせ、新たな仕事のしかたを提示する。あるべき姿へ向かって企業をチェンジする考え方や方法論を理解する。
講師戸沢 義夫
時間15.0※1
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科目名
セキュアな企業と情報システム
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内容
ユーザ企業の立場でITサーピスと情報セキュリティの知識を活かして、どのように自社に適したセキュアな組織・プロセスを実現するかを学ぶ。さらに、ケーススタディを通して受講者の組織で実際に起こり得る課題とその解を議論する。
講師角田 仁
時間15.0
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科目名
データサイエンスを活用した情報システム構築
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内容
実際の業務運用から得られたビッグデータを題材に統計の基礎となる知識とスキルやそれをビジネスに適用するときの課題や解決策を学ぶ。さらに、実地演習を通じ、自分のビジネスの実態把握や改善ポイントをデータ分析により特定する能力を身につける。
講師寺尾 敦 松澤 芳昭 居駒 幹夫
時間22.5※1
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科目名
情報システムのプログラムマネージメント
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内容
価値を最大限にしてリスクを最小限にするDX時代のマネジメント知識を演習やゲーミフィケーションを通じて学び、受講者一人一人が自分の性格や強みを生かすプログラム/プロジェクトマネジメントの実行能力(コンピテンシー)を身につける。
講師居駒 幹夫 初田 賢司
時間15.0
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科目名
プロジェクトを成功させるための見積もり技術
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内容
業務アプリ開発プロジェクトの見積もりには,見積もる仕掛けだけでなく,情報システムとプロジェクトマネジメントについても高度な知識と理解が必要だ。ディスカッションや演習を通じてプロジェクトを成功させるために必要な見積もり技術を習得する。
講師初田 賢司
時間15.0
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科目名
DX時代の情報技術者のライフデザイン
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内容
受講者が情報技術者として今後の生き方・働き方を自分でデザインできるようになることを目標とする。前半では、DX時代における情報技術者の位置づけや、今後の技術革新や時代の変化について学ぶ。後半では長い生涯における多様なライフイベントを前提として、キャリアと学びをどのように継続していくべきかを考える。
講師居駒 幹夫 山口 理栄
時間15.0
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科目名
DXを加速し、チェンジを生み出すリーダーシップ
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内容
DX推進においては、管理職であっても「定まった目標を達成する」だけでなく、 「正解のない問いに挑むよう動機付け、対話し、試行錯誤から学んでいくチェンジ・リーダーであること」 が求められる。感情的知性やファシリテーション、メンタリングなどのソフトスキルを使いこなし、 チェンジを主導するリーダーシップとは何かを考える。
講師広石 拓司
時間15.0
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科目名
情報システムアーキテクト実践研究
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内容
情報システムアーキテクトに関するテーマを各自設定し、 ADPISA-Hの各科目で得た知識をベースに受講生の関連する組織のチェンジを企画し、 発表する。
講師宮川 裕之 他
時間15.0※2
※1 e-Learningによる自習時間も含みます。
※2 実地での演習時間も含みます。
2022年度の募集要項など
- 定員
- 20名(応募資料により選考予定)
- 応募資格
- 大学を卒業した者、またはそれに相当する者で、情報システムに関連する実務経験を持つもの。
- 総授業時間数
- 157.5時間
- 開講期間
- 2022年5月7日~2022年10月1日
- 受講方法
- 対面およびオンライン。対面の科目は青山キャンパスにて実施。対面の科目もオンラインで受講できる枠を数名用意する予定。
- 受講料
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受講方法 受講料 単科受講: 1科目あたり60,000円 60h履修証明(SBP)対応: 240,000円 120h履修証明(BP)対応: 330,000円 (詳細は募集要項をご覧ください。)
- 取得可能な資格
- 青山学院大学が発行する履修証明
- 募集受付期間
- 2022年3月4日(金)~ 3月27日(日)
- オンライン説明会
- 3月4日, 15日に開催します。
教育訓練給付制度
教育訓練給付制度は一定の条件を満たした方が厚生労働大臣の指定する講座を受講し修了した場合、 支払った受講料の一部が支給される制度です。ADPISA-Hは専門実践教育訓練給付制度(履修証明120時間対応) および特定一般教育訓練給付制度(履修証明60時間対応)の厚生労働大臣指定講座です。詳細は、 教育訓練給付制度のWebページ を参照してください。
Information
2022年度ADPISA-H(ADPISA5)の受講お申込み終了しました。
多くの方のお申込みありがとうございました。ADPISA-Hの受講に興味のある方、単科受講を検討している方は、
下記ボタンから担当( adpisa-desk@si.aoyama.ac.jp )にご連絡ください
ADPISA担当に連絡
2022年度ADPISA-H(ADPISA5) 説明会 資料、動画公開
ADPISA-Hに応募予定で説明会に参加出来なかった方は以下の説明資料,動画を参照してください。
なお、説明会での説明内容と募集要項の記述が異なる場合、募集要項の記述が優先されますのでご了承ください。
- 2022年度ADPISA-H(ADPISA5)説明会のプログラム説明動画(3月4日開催を収録。下記画像をクリック)
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- 2022年度ADPISA-H(ADPISA5)説明会のQ&A動画(3月4日開催を収録。下記画像をクリック)
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