About来るべきDX時代に備えてIT技術者ができること
デジタルトランスフォーメーション(DX)時代到来、ということは知っていても、何となく他人事だと思っていませんか?IT系の日々の仕事に追われ、それどころではないと感じている、または、何とかしなければと思いながら、なかなか踏み出せないIT技術者も多いでしょう。DXの波は徐々に押し寄せるのではありません。トランスフォーメーション(変革)という名の通り、ある日、あなたの勤めている会社、あなたの業務、あなたのお客様、あなたの働いている環境が一気に変わります。その時になってDX対応ということは不可能です。今、IT技術者ができるDXへの対応として、ADPISA-Mの受講をご検討ください。
5つのポイント
Point1ISアーキテクトに成長するための基礎を修得
ADPISAの最終目標は、DX時代を牽引する人材である情報システム(IS)アーキテクトを輩出することです。このなかでADPISA-Mでは、従来型のIT人材、すなわち、「従来の仕事を情報技術に置き換える」ことを仕事にしている方々を対象にします。ADPISA-Mの受講者はDX時代に必要な情報システム、すなわち「変わりゆくビジネスに新たな価値を創造するための人間を中心にしたシステム」の基礎を学び、現状の自分の業務に活用できるようになります。
Point210年以上活用できる知識・スキルを対象
DX時代に必要な知識・スキルには、「今必要だが、すぐに陳腐化するフロー型」のものと「その基礎となる蓄積(ストック)型」のものに分類できます。ADPISA-Mが注力するのは、後者、受講者の中に蓄積されていく型の知識・スキルです。今流行りの人工知能系のツール、アジャイル、RPAといった知識は重要です。ADPISA-M受講者は、それら流行りの技術の背後にある基礎的な知識や考え方を併せて身につけることにより、より応用力・発展力を発揮できるようになります。
Point3DX時代の世界標準スキルセットに対応
日本ではあまり知られていませんが、世界にはDXに対応したスキルをまとめた標準が複数あります。ADPISA-Mは、これらの中で、情報システム学の標準カリキュラムであるIS2020で記述されたコンピテンシー(職務遂行能力)を参照し、社会人が自分の業務で発揮するために必要なコンピテンシーを包括的に定義します。受講生はこれらのコンピテンシーを身につけ、DXに関連する業務を遂行できるようになります。
Point4自ら成長しようというマインドセットの獲得
ADPISA-Mでは主体的な学習による継続的な学びをサポートします。ADPISA-Mの履修時間は短いとは言えませんが、包括的なコンピテンシーを身につけるためには十分とも言えません。ADPISA-Mでは、知識・スキルの講義のみでなく、受講者が継続的にどのように考え、どのように学び、どのように継続していくのかという、マインドセットが身につき、長い人生で自ら主体的かつ継続的に学んでいく基礎を築くことが可能になります。
Point55万円で全科目履修可能(2022年度限定)
2022年度のADPISA-Mは、文科省の事業「DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業」に採択されました。このため、受講者は文科省の補助が受けることが可能で全ての科目を5万円で履修可能です。
講師紹介
様々な専門領域で活躍する第一人者の講義を受講できます。
Profile
青山学院大学社会情報学部
学部長・教授
宮川 裕之
青山学院大学理工学部、同研究科修了。文教大学情報学部を経て2008年より青山学院大学社会情報学部教授、2013年より情報メディアセンター所長、2018年より同学部長。情報処理学会情報システム教育委員会委員、情報システム学会特別顧問。
Profile
青山学院大学社会情報学研究科プロジェクト教授
初田 賢司
1980年広島大学政経学部卒業後、日立製作所に勤務。製造業のSE等を経て、PMO活動に従事。2016年ICT事業統括本部プリンシパル。2021年より社会情報学部附置社会情報学研究センター特別研究員。プロジェクトマネジメント学会副会長、日本ファンクションポイントユーザ会会長などを歴任。著書に「本当に使える見積もり技術」(日経BP)他。
Profile
青山学院大学社会情報学研究科プロジェクト教授
(株)プライド 取締役常務執行役員
三輪 一郎
東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部卒業後、株式会社プライドに入社。システム開発方法論の普及に努め、大手企業向けのシステム構想〜企画段階(超上流工程)、並びに要件定義〜基本設計(上流工程)のコンサルティングに注力している。2005年、内閣府CIO補佐官。現在は、エネルギー系企業、官公庁、金融業、製造業などを広範に支援している。
Profile
青山学院大学社会情報学部
学部特任教授
居駒 幹夫
1980年から日立製作所に勤務。ソフトウェア事業部などで大規模ソフトウェア製品の品質保証、ソフトウェア生産技術、
グローバルソフトウェア開発環境構築などを担当。2018年青山学院大学で任用。博士(情報学)。情報処理学会情報
システムと社会環境研究会幹事、情報システム教育委員会委員。
Profile
青山学院大学社会情報学研究科プロジェクト教授
山口理栄
1984年筑波大学情報学類卒、日立製作所に入社しソフトウェア設計開発・製品企画等に24年間従事。1992年南カリフォルニア大学修士課程修了(Computer Science)。2度の育休を経て部長職まで勤めた経験から、仕事と育児の両立を支援する育休後コンサルタント®として2010年起業。法人向け育児中社員および管理職研修を年間100回以上実施。
Profile
青山学院大学社会情報学部准教授
皆木 健男
一橋大学大学院商学研究科修了後、北星学園大学経済学部を経て、2015年より青山学院大学社会情報学部准教授。現在、本学において経営学やインベストメント等を担当している。
教育プログラム
ADPISA-Mは、IT系の職種に就いている社会人を対象とし、DX時代に必要な情報システムの基礎を身につけ現状の自分の業務に活用できる人材を育成します。ADPISA-Mには、次のような特徴があります。
● 社会人が受講しやすいコンパクトな教育プログラム。4か月間弱、土曜日に受講することにより、青山学院大学が発行する履修証明を取得できます。
● 対面およびリモート講義を組み合わせます。対面講義は、都内からの通学に便利な青山学院大学青山キャンパスをメインに実施予定です。
● 様々な専門領域で活躍する第一人者の講義を受講できます。
● 2022年度のADPISA-Mは文部科学省のDX推進事業*1に採択されました。
*1 DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業
科目案内
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科目名
情報システム(中級編)
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内容
情報技術の進歩も他の産業の興隆と同様にモノの開発からマーケット指向を経て価値創造の段階へと変化していることについて振り返ります。併せて、それぞれの段階における情報人材の能力について触れます。DXの本質である価値創造につながる情報の仕組みを構想し実現していくために求められる専門性について考察するとともに受講者一人ひとりのキャリアアップに必要な学びのプランが立てられることを目標としています。
講師宮川 裕之
時間7.5
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科目名
情報×経営による価値創造デザイン
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内容
「情報システム(中級編)」での学びをもとにした情報システム学的視点に加え、以下の経営学的視点からの学びを踏まえ、ケーススタディをとおして、新たな価値創造につながるDX提案の模擬的な実習を行います。 経営学的視点の1つ目は、営利企業と非営利企業について扱います。企業と病院を事例に、それぞれが抱えていた問題をいかに解決したのかについて経営学を用いて解説します。また、ゲーム論的視点から利害関係について考えます。そこでは、中小企業と大企業を題材に、市場シェアを得る方法について説明します。 以上の観点をもとに、ケーススタディを進めます。ケースの説明の後、グループワーク形式での実習を進めます。このケーススタディではステークホルダーへのヒアリングをとおして、各グループの提案検討に必要な情報を獲得していく方式を取ります。
講師宮川 裕之, 皆木 健男
時間22.5
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科目名
ビジネスプロセス・データのモデリング
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内容
あいまいに理解されやすい「企業の情報システム」を「業務の仕組み」として捉え、これをコンピュータの支援を受けて成立させることを想定した際に有用なモデリングの手法(プロセス・モデリング手法、データ・モデリング手法)を習得します。
講師三輪 一郎, 髙橋 永哲
時間15.0
ID分類D 必修価値を実現するためのプロジェクトマネジメント
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科目名
価値を実現するためのプロジェクトマネジメント
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内容
ISアーキテクトが描いた構想を実現し価値を産み出すためには、その構想をプロジェクトで実現し、定常業務で実行しなければなりません。本講義では、プロジェクトマネジメントに必要な知識体系とその知識を実践で使いこなすためのスキルを講義と演習により習得します。また、異分野のプロジェクトと比較することにより、ITプロジェクトの特質を理解します。
講師初田賢司, 加藤浩一(LTRE社), 荒添雅俊(日立ドキュメントソリューションズ), 下田潔(日立ドキュメントソリューションズ)
時間22.5
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科目名
アジャイル開発入門 ~スクラムを利用したアジャイルプロジェクトマネジメント(ケーススタディ演習付)~
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内容
アジャイル型のソフトウェア開発プロジェクトにおける計画、見積り、追跡、コントロールについての知識と実務的なスキルを習得できます。アジャイルフレームワークの一つであるスクラムの基礎を学びます。
講師ラーニング・ツリー・ インターナショナル(株)講師
時間15.0
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科目名
デザインシンキング入門 ~ビジネスを加速するデザイン・シンキングとコミュニケーションスキル~
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内容
本科目では、顧客に新たな体験を創造する「デザイン・シンキング」手法と、ビジネスを加速する「コミュニケーションスキル」の理解・実践スキルの習得を目的とします。
講師ラーニング・ツリー・ インターナショナル(株)講師
時間15.0
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科目名
セキュリティ技術 ~サステナブルなセキュリティ・オペレーション戦略~
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内容
本科目では、サステナブルな組織が求めるサイバーセキュリティの要件を明らかにすると共に、それらに適応したセキュリティ・アーキテクチャの導入の戦略について理解します。
講師ラーニング・ツリー・ インターナショナル(株)講師
時間7.5
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科目名
DX時代の情報技術者のライフデザイン
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内容
受講者が情報システムアーキテクトとして今後の生き方・働き方を自分でデザインできるようになることを目標とします。前半では、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代における情報技術者の位置づけや、今後の技術革新や時代の変化について学びます。後半では長い生涯における多様なライフイベントを前提として、キャリアと学びをどのように継続していくべきかを考えます。
講師山口 理栄, 居駒 幹夫
時間15.0
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科目名
情報処理関連選択科目群
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内容
受講生一人一人がISアーキテクトに成長するために必要な学習のうち、ADPISA-Mの他の科目では学ばない項目を学習します。ADPISA運営側の推薦する分野と、受講生一人一人の希望も踏まえて受講するUdemyの講座を選び、ADPISA-Mの開講期間中にオンデマンドに視聴します。
講師居駒 幹夫, 佐藤 由美
時間15.0※1
※1 e-Learningによる自習時間も含みます。
2022年度募集要項など
2022年度ADPISA-Mの募集は9月17日締め切りました。多くの方のご応募有難うございました。
- 定員
- 30名(受講生の半分以上を女性とする。受講希望者が定員を超えたときは選考予定)
- 応募資格
- 高校卒業以上でIT職で就労経験のある方(IT系の会社、ユーザー系の会社、自営等は問わない)
- 総授業時間数
- 135時間
- 開講期間
- 2022年10月22日(土)~2023年3月4日(土)
- 受講方法
- 青山学院大学青山キャンパスでの対面講義およびオンライン(Zoomを使用予定)
- 受講料
- 50,000円
- 取得可能な資格
- 青山学院大学が発行する履修証明
- 募集受付期間
- 2022年9月1日(木)~9月17日(土)
- オンライン説明会
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以下のスケジュールでADPISA-Mのオンライン説明会を実施しました。多くの方のご参加誠にありがとうございました。
第一回 2022/09/06(火)17:00-18:00
第二回 2022/09/08(木)14:00-15:00
第三回 2022/09/10(土)13:00-14:00
第四回 2022/09/14(水)19:00-20:00
第五回 2022/09/16(金)19:00-20:00
Information
2022年度ADPISA-M 受講お申込み終了しました。
多くの方のご応募ありがとうございました。
2022年度ADPISA-M オンライン説明会
ADPISA-Mのオンライン説明会を終了しました。多くの方のご参加誠にありがとうございました。
説明資料はこちらADPISA-M 説明会動画
2022/9/6に開催した2022年度ADPISA-M受講希望者向けの説明会の動画です。
ADPISA-M にご興味を持たれた方へ
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Access
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青山キャンパス
- 住所
- 〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
- TEL
- 042-759-6101
- 最寄駅
-
・JR山手線、JR埼京線、東急線、京王井の頭線、東京メトロ副都心線 他「渋谷駅」より徒歩10分
・東京メトロ(銀座線・千代田線・半蔵門線)「表参道駅」より徒歩5分
相模原キャンパス
- 住所
- 〒252-5258 神奈川県相模原市中央区 淵野辺5-10-1
- TEL
- 042-759-6101
- 最寄駅
- ・JR横浜線「淵野辺駅」より徒歩約7分 ※車輌での来校はご遠慮ください。
お問い合わせ
下記ボタンから担当( adpisa-desk@si.aoyama.ac.jp )にご連絡ください
こちら